2014年12月12日金曜日

93時間のロスタイムを経て

到着早々、数カ月ぶりの雨
 やっと……、やっと………、仕事を開始できます。

本日午11時にジャジーラホテルのオーナーに防弾車両で国連敷地内まで送ってもらい、そこで国連広報部スタッフと合流しました。ただその時点でも私の泊まる場所はまだ確定されておらず、すったもんだの末、午後3時頃ようやく部屋をあてがってもらいました。

モガディシュ到着から93時間。本当に長い道のりでした……。

ただ、安心するのはまだ早く、モガディシュの受け入れを最初に担当してくれていたウガンダ軍大尉の出張とやらは、同国の准将を含めたウガンダ軍の主要な方々のセクター1(※)のMarka訪問だったらしく、15日か16日までモガディシュには戻って来られてないとのこと。

 副担当の方には決定権がないため、例年と同様の形でウガンダ軍に協力を仰ぐことが難しくなってしまいました……。
返す返すも、許可申請で手間取ったことが悔やまれます。

幸い今回部屋を提供してもらっている「the Information Support Team (IST).」のメンバーの中に昨年お会いした方がおり、色々とサポートしてくれているため、なんとかなりそうな気配なので、できることを無理ない範囲で進めていきたいと思います。

※アフリカ連合に加入している複数国の軍からなる「アフリカ連合ソマリア・ミッション」は、ソマリア全土を56のセクターに分け、主に国ごとに各セクターを受け持っている。
http://amisom-au.org/sectors/ 
(このサイトではセクター4までしかないが、ケニアシエラレオネ軍が担当する南部のキスマイヨもセクターの一つ)
※訂正(12月12日)


(追記)
ソマリアはかなりマイナーな国なので、ご興味がある方は、よろしければご参考までに昨年の取材内容を掲載してもらった国際協力機構(JICA)の広報誌「mundi (2014年3月号)」と、本年6月に国際開発機構(FASID)でセミナーをさせて頂いた際に使用した資料をご覧ください。

【JICA広報誌 mundi 2014年3月号】
http://www.jica.go.jp/publication/mundi/1403/index.html

【国際開発機構 第206回BBL「ソマリアの現状と今後の展望~ジャーナリストの目を通してみるソマリアの昨日と今日~」発表資料】
http://www.fasid.or.jp/_files/activities/20140618_BBL206_WebDocument.pdf (PDF/ 4.8MB)

今回用意してもらった部屋。エアコンとベッド、後は机がひとつあります。ネットへの接続はwifi


WAIVER」。日本語でいうところの、いわゆる誓約書。「何かあっても個人の責任なので、アフリカ連合・国連に賠償等をもとめることはありません」というような事が書かれています。

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