2011年11月28日月曜日

20年目の初サファリ

| コメント(0)
サバンナ
マーチソン・フォールズ国立公園
えっ、今まで1回もサファリに行ったことないの?!それはアフリカに関わる人として、ちょっとまずいんじゃないの~。広大な自然と野生動物たちを生で見ると、またアフリカを見る目が変わるから絶対に行ったほうがいいよ。
以前から何度も複数のアフリカ関係の知り合いに言われてましたが、生憎なかなか機会がなく、今まで見たことあるのは――

・ケニアの空港からナイロビ市内に向かうタクシーの中から見た、空港そばにあるナイロビナショナルパークのキリン(豆粒くらいの大きさ)。

・15年前に訪問したウガンダ国境沿いのルワンダ北部の草原で見たシマウマ数頭(タバコの箱くらいの大きさ)。

・子ども兵士の取材でいつも通るウガンダ中部を横切るナイル川にかかるカルマ橋近くに住むバブーン(間近で見られるが、日光いろは坂の猿なみに人間の物を奪いに来る。けっこう危険なヤツ)。

・中国人医師の肩書きで潜入したコンゴ民主共和国のガランバフォレスト(世界遺産)で見た、全長20センチくらいの鮮やかなスカイブルーの毒蛇の死骸。

・昨年ナイル川湖畔に建設中の豪華ホテルを見学中に20メートルほどの距離から見たカバの目と背中。

あとは、町中や道路を自由に歩く牛・山羊、鳴き声と新鮮な糞だけで姿は見たことないバッファローくらいでした。(マウンテンゴリラだけは、何度も何度も間近で見ましたが) アフリカの地に足を踏み入れてから20年目にして、今回、諸々の状況がうまく重なり、ついに初サファリに行ってきました。
なるほど確かに、「これがアフリカだ!」といわんばかりの遠く遠くまで広がるサバンナ。 そして、そのパノラマビューのそこかしこに野生動物が!!

ボホールリードバック
シャープな体のボホールリードバック

バッファロー
いぶし銀の渋い雰囲気が漂うバッファロー

カバ
やっぱり日中は目と背中しか見せてくれないカバ

ゾウ
突然木の陰から現れる重量感あふれるゾウ

キリン
遠い昔、日本の動物園で見たままの巨大なキリン

ゾウ
胸まで川につかりながら食事をするゾウ

ナイル川の源流
ナイル川の源流

そこには20年間見たことのないアフリカが広がっていて、改めてアフリカの魅力を知りました。(いや~、感動&興奮しました!!サファリに行くべきだと勧めてくれたアフリカ関係者の方々。皆さんの仰るとおりでした。ありがとうございます)
さて肝心の取材なのですが、子ども兵士関連の取材するため、ソマリア(可能であればLRAのいる中央アフリカも)へ従軍するため、現在重要人物数名とコンタクト中です。 昨年よりは順調にいっているので、早ければ数日以内には日程が確定できるかもしれません。(というか、確定したいです…)



【おまけ】
ご存じの方も多いかも知れませんが、アフリカにも動物園があります。 ここウガンダにも空港そばにあり、子ども達が学校の課外授業の一環で来ていたりします。
アフリカに住んでいても、基本的にはお金を出してサファリに行かなければ、主立った動物は見られません。
そのためアフリカに生まれ育った人々の中には、ライオンやゾウ・キリンなどを一度も生で見たことがない人も多いそうです。
アフリカの動物園
遠足で動物園を訪問し、チンパンジーを見て興奮する小学生たち。