2010年11月15日月曜日

いよいよソマリアへ

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ソマリア民兵
前回(2002年)訪問時のソマリア

紆余曲折がありすぎましたが、なんとか明日(15日)から水曜日(17日)まで、AU(アフリカ連合)軍として現地で活動中のウガンダ軍に従軍し、ソマリアの首都モガディシュに行けることになりました。

前回訪問したのは2002年1月。
当時のソマリアはたとえるなら日本の戦国時代。首都モガディシュの覇権を巡り、10近い軍閥の間で争いが行われていました。
その後暫定政府ができ、いくつかの軍閥間で和解もみられましたが、イスラム過激派が反暫定政府の武装勢力以来ソマリアの状況が大きく良くなることはなく今にいたります。

ソマリアの歴史・紛争の詳細はこちら(外務省HP)をご覧頂くとして、私の今回の取材目的は、今月初旬に国連でも報告された「武装組織による子ども兵士徴用問題」です。
ウガンダ北部の武装組織LRAに誘拐され、兵士にされた子ども達を長く取材させてもらってきましたが、どうやらソマリアも以前からの噂以上に、相当酷い状況にあるようです。

若干LRAのケースと違っているのは、誘拐ではなく本人の合意による徴用という名目になっていることなのですが、実際のところは避難民キャンプや市井で暮らす人々に強いプレッシャーをかけ、ほぼ強制的に子ども達を供給させているケースが多いというのが実態のようです。

本当は現在中央アフリカで依然、誘拐を始め残虐な活動を続けているLRAの取材にも行きたかったのですが、こちらは誰に聞いても「あ~、それは無理」との回答で、正規のラインでは行けなさそうなので、今回はソマリアに絞って取材をしてきたいと思います。

最も、実際に現場に行ってみないことには、何をどこまで取材できるか分からないのですが、3週間かけて得ることができたこの機会、しっかりと現地で何が起きているのか、見てきます。

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