2010年1月11日月曜日

帰国しました

木陰で休む子どもたち
ニコラスと一緒に暮らしている子どもたち。

予定通り先週金曜日(8日)、無事に帰国しました。
しかし、飛行機内の乾燥にノドと鼻をやられ風邪をひいてしまったようで、最後まで踏んだり蹴ったりでした。
幸い、土日は寝て過ごしたので、ずいぶん良くなりましたが…。
今回の取材自体は、正直、とても成功とは言い難い内容でしたが、「自分自身への戒め」と「今後どのように取材方法を変化させなければならないのか」を考える上では、非常に良い勉強になりました。
次回は夏頃を考えているので、それまでに高い授業料を払って得た経験をしっかりと自分のものにしたいと思います。

2010年1月6日水曜日

帰国の途へ

夜の首都カンパラ
夜の首都カンパラ。町の中心にあるタクシーパークは帰宅途中の人々で賑わっていた。

いよいよ本日、帰国の途に着きます。
「今回の取材は空振りに終わった」と色んな人に愚痴っていましたが、冷静になって考えてみると、ここ最近がちょっとうまくいっていただけで、予定通りの取材が出来たことは、ほとんどなかったと、過去を振り返って思い出しました。

詳細な反省は帰国してからするとして、今回の最大のミスは、「大きな取材には、どんなにコネがあってもそれなりの時間が必要になる」という点を軽んじたことだと思います。
前回のガランバ・フォレスト取材は、たまたま幸運が重なり、偶然にも短期間で実現しただけなのに、今回はルワンダ大統領のインタビューと、ソマリ ア・中央アフリカ、そしてカラモジョと、わずか一ヶ月の滞在(それもクリスマス・新年を挟む最悪なタイミング)で全てを実現しようとした結果あまりにも単 純であり、かつ初歩的なことを忘れていました…。

いい年をして恥ずかしい話ですが、今回の失敗を教訓に、次回以降に活かしていきたいと思います。
回線の都合等でアップ出来ていない「面白い話」や「ちょっといい話」もあるので、反省の意味も込めて、今回こそは帰国後に「まとめ編」をアップする予定です。

(付記) このまま何もなしで終わるのはさすがに悔しいので、ちょっとした企画(結構無謀な)をウガンダで進めています。
こちらも時間がないので若干厳しいのですが、うまくいったらブログで報告します。

2010年1月4日月曜日

謹賀新年!――なのに仕事納め…

コロンベとその家族
また一段と成長していたコロンベ(左から3番目)

あけまして、おめでとうございます。
私は新年をルワンダで迎え、翌2日、ウガンダに移動しました。

ルワンダで電源コードが破損し「帰国までPCを使用できないかも」と、心配していましたが、幸い、大半の店が閉まっている日曜日の首都カンパラを探し回り代替品を確保したので、ブログを再開します。
(4000円近くしましたが、電圧を調整でき、PCと接続する部分も各種アタッチメントで変更可能な優れものです。ただ、金属部分を触るとビリビリするのが難点です…)

ウガンダと日本の時差は6時間です。
今こちらは1月4日の深夜2時。
本来なら12月23日の記事で「最悪、すべての取材が駄目になった場合は―」と書いたように、昨日から准将と一緒にカラモジャ地方に滞在中のはずです。

「出発の予定が変わって4日出発になったから、明日(3日)もう一度電話して。詳細はそのときに伝えるよ」と、一昨日(2日)ルワンダを出発する前にかけた電話で確かにそう准将は仰ってました。

そして3日の朝に電話すると
「いまちょっと取り込んでいるから、お昼くらいに折り返すよ」
そう仰ってました。

そして昨日の夕刻、電話をすると(准将からの折り返しがないのは想定内)

「明日の朝8時にMolotoのベースキャンプに来て」

「わかりました、朝8時ですね!Molotoのベースキャンプってどの辺りにあるんですか?」

「誰かに聞けば、すぐにわかるよ」

「了解です。ちなみに中心部からMolotoまで車で何分くらいかかりますか?」

「中心部ってどこの?」

「もちろんカンパラです。ちゃんと2日にルワンダからウガンダに移動してますから」

「――」
イヤな沈黙でした。

「ごめん。そういえば、カンパラから連れて行ってあげるんだったよね。実は一度4日に変更になったんだけど、その後また変更があって、3日の早朝に移動済みなんだよ…。え~と、いつまでウガンダにいられるんだっけ?」

「7日のお昼には帰国しなければなりません…」
「じゃあ明日の朝5時に、バスに飛び乗ってくれば一日は取材できるよ!あっ、もし車があるなら今すぐ出れば、もう少し時間できるし」

念のため車はスティーブンに準備してもらっていました。
しかし、首都カンパラから准将のいうMolotoまでは約500キロ。道が悪いこともあり、スティーブンに確認すると10時間はかかるとのこと。

今までまともに取材出来ていないこともあり相当悩みましたが、今回は行かないことにしました。
往復20時間という強行軍はドライバーにも相当負担がかかりますし、一日の取材で見られる物は限られています。

そして何より、今回の取材は全てが後手後手にまわり非常に流れが悪いため、ここで焦って予定外の行動をすることは非常に良くない気がするためです。
というわけで、残された後数日、首都カンパラ近辺で色々と小ネタを探したいと思います。

本当に今回は全てが裏目です…。