2009年3月3日火曜日

念願のガランバ・フォレストへ




大きな地図で見る 昨日・一昨日と、ホテルでひたすら電話とにらめっこをして過ごしました。

が、残念ながら一向に連絡がこず、イヤな予感がして本日の朝、ジェネラルに電話をしてみたところ、「あぁ、そういえばそんな話が…」というリアクション。(滅茶苦茶忙しそうなので、私のことなど忘れて当然なのですが) 「今年の流れは止まらないのか…」と、一瞬がっくりと肩を落としたのですが、「ちょっと待ってて。すぐに折り返すから(とても紳士な言葉遣いな方で、私の中で日本語に訳すとこんなイメージ)」と、ちょっと希望を持てる回答が。
そして数分後。着信音がし、液晶にはジェネラルの名前が!

「いまからすぐに私のオフィスにこれるかい?」
「もちろんです!!」
「じゃあ急いできておくれ。軍司令部まで案内する者をつけるから」

押っ取り刀でジェネラルのオフィスに向かうと、「軍司令部には話を通しておいたから、詳細は向こうで詰めてきて」とのありがたい言葉。

感謝の言葉を述べつつ、その足で軍司令部に。
軍司令部で待つこと2時間半。(電話を待ち続けた昨日・一昨日と比べると、あっという間でした)

司令部で一番偉いジェネラルの部屋に案内され、取材の意図や私のいままでのウガンダにおける取材を拙い英語で懸命に伝えたところ、「ジェネラル(私を紹介してくれた人)も、無茶を言うよな~」と言いつつも、同行を許可してくれました。
(本当は軍的に様々な問題があり、それをちょっとした方法でクリアすることになったのですが、若干微妙な話なのでここには書けないんです)

というわけで、何とか今回の目的である、ガランバ・フォレストに現在いるといわれている、LRAの取材に明日の朝から行けることになりました。

今回ウガンダ北部を取材していて感じたのですが、LRA(神の抵抗軍)が過去20年以上にわたりしてきたことは、多くのものを破壊し、今なお人々を苦しめ続けています。

・なぜ、LRAはこのような紛争を続けているのか?
・誘拐された子どもたちが、いま懸命に生きている場所はどのようなところなのか?
・前線で誘拐された子ども達を含めたLRAを相手に戦う政府軍兵士たちは、何を考えているのか?

ウガンダの子ども兵士を取材しはじめて9年目を迎え、より深くこの紛争の原因や現状を知り、そして兵士として戦う(戦わされた)子ども達が見た物や体験したことを、ほんの少しでも感じて来たいと思います。

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